帰任・英検受験時代 (英語学習の奮闘記)

帰任・英検受験時代

2年間の駐在から戻り、新たな英語学習のモチベーションが必要になりました。そこで英検を受けてみることにしました。ちなみに中学時代にとった4級しか持っていませんでした。

でも、どうせ狙うなら最高峰でしょう(笑)。 今から思うと無謀かなとも思いますが、当時は途中の級は一切考えませんでした。若かったですね~

でも、1回で受かると思っていましたが、なんと2回も落ちてしまいました。


感触は悪くないのに2回目がダメだったときは英検協会(?)は金欲しさにわざと私を不合格にしているのかと考え出す始末です。思いあがりもひどいのですが、ショックが大きかったのが正直なところです。

当時は釈然としませんでしたが、あとで痛いほど「自分に欠けていたもの」を理解することになります。

当時はまだ、1級対策となるとふだんは信頼を置いていたアルクさんや旺文社さんでもよい教材が少なく、ひたすら過去問題を解いていました。またTIMEも出来るだけ読むようにして、知らない単語はカード化していました。

「できるだけ」というのは、まだまだすらすら読みこなすことは出来ずに悪戦苦闘していたからです。手のつかない週も少なくなく、どんどん溜まっていきました。

和文英訳、和訳、要約については、途中から独学だけでは限界を感じて、結局通信講座の添削を使いました。おそらく2回目にダメで、さすがに何か手を打つ必要があると悟ったときだと思います。

私は英語でも、英語が一段落して受けた情報処理試験でもたいていのことは独学でやってきたし、やってこれたのですが。

どこかは忘れてしまったのですが、東京にある外国語学院の10回くらいの添削コースを申し込みました。華々しい宣伝ではなく、値段も手ごろだったのですが、今から思うと、これが大正解でした。

一生懸命作った答案が真っ赤になって戻ってきて、英語の作文力だけでなく、日本語の作文力、要約力もお恥ずかしい限りのレベルでした。 半年くらいのコースだったでしょうか、だいぶ文章が鍛えられました。

それまでの私の答案は、英検1級合格者のレベルにはなっていなかったということを痛感しました。

特に日本語による大意要約等の問題では、漢字を多用し、限られた字数の中で短くともインパクトのある言葉、フレーズを使うかがポイントとなります。でないと、字数制限に引っかかり、入れ込むべき内容を入れ込むことが出来ません。

そうすると「部分点」しか取れず、高得点が狙えないのです。3つポイントを入れ込まなければいけないところで2つしか入れられないと、それだけで例えば10点中3.4点減点なのです。実際には小数点はないかもしれませんが、全体で7割以上を最低でも狙うにはこの減点は痛すぎます。

私もそうですが、トータルが数点、極端には1点差や2点差で落ちた受験生は山ほどいることでしょう。

「不合格A」だって、不合格は不合格ですよね・・・ 悔しいのですが。この1点、2点の取りこぼしをどうすれば食い止められるか・・・ でないと、最後はボディブローのように効いてくるだろうと思います。


また、単語と熟語の教材は英検1級用のものを使った記憶がありますが、熟語は先に紹介した長崎玄弥先生の『奇跡の英熟語』も使いました。
入社して(英語学習の奮闘記)

あとアスカ出版の植田一三先生の『英検1級直前合格対策』と、『英検1級30日間スピード合格―直前受験対策から勉強法まで』を使いました。先に書いた通り、当時は英検1級むけになるとガクッと質の良い参考書・問題集が少なく、とても重宝しました。

英検受験時代は1993年から1995年の頃なので、さすがにアマゾンにももう写真は出てきませんね。でも、私の他にもファンがいました!
http://alcom.alc.co.jp/users/87725/diary/show/179873

松本先生の本もそうでしたが、植田先生の本も「英検1級を目指す者としての心構え」のようなものを教えられた気がします。志の高い本でした。

確かに英語はBrokenでも通じればいいだろうという考え方はあって、私は反対しません。人それぞれのレベルがあるし、目指すレベルは人それぞれだからです。

ただ「自分の英語」は、松本先生や植田先生などが説く「それなりのレベル」を目指したいとは思いました。

さて、本番ももちろんそうですが、模擬試験でも毎回知恵熱が出そうになるくらい疲れますよね。

でも、後で分かりました。たとえば、高度情報処理技術者試験や中小企業診断士試験の方が圧倒的に大変です。試験は丸々1日、あるいは2日です。

ということで、英検を目指す皆さん、普段から知恵熱を出すだけ出して、ぜひ頑張ってくださいね!


続きます。



The important thing is to identify the "future that has already happened"
Peter Drucker






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コメント

  1. ryumineko
    2014/09/28 06:47
    最近つくづく思いますが、人生にはトコトンやるときが必要ですね。今まで、のほほ~んと生きてきた自分に反省しきりです。(ジイヤの独り言)


    Nolan
    2014/09/28 06:53
    ryuさん、ありがとうございます!

    いえいえ、英検1級の大変さを身をもって経験した私には、ryuさんの凄さが本当に良く分かります!
    これからも引き続き、ご指導お願いします!


    anne-sun
    2014/09/28 23:06
    これだけの学習量は、これからいくら頑張ってもNolanさんの足元にも及びそうではないです。趣味の域を出ることなく頑張ります。それなりのレベルで??


    Nolan
    2014/09/29 04:44
    anne-sunさん、おはようございます。

    いえいえ、とてもとても。お恥ずかしい限りです。
    時間の使い方をうまくして、もう少し勉強できるようにしたいと思います!

    返信削除
  2. Nolanさん、さきほどはブログにお寄りくださり、ありがとうございました。
    私が英検1級を受験したのは1988年という大昔の話ですが、確かに当時はいい教材が少なかったですね。
    過去問とか20日間予想問題ドリルとかをひたすら解いて、幸いにも1回でなんとか合格できました\(^O^)/
    懐かしい昔ばなしでした。

    返信削除
    返信
    1. 猫先生、こちらこそありがとうございます。

      さすが、1回とはすごい!本当に当時は教材が限られ、試行錯誤でした。
      また遊びに伺いますね!

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