オバマケアの現在(2014年9月時点) その2

前回の報告では、9月が終わろうとしている現時点でオバマケア効果によって本当に無保険者が減ったのかどうか、はっきりとは判明していないという話をしました。

今回はその背景となった記事のソースを紹介します。オバマケアの賛成派と反対派の小競り合いが見られます。

始めは本当にビックリしました。

実は始めに読んでいた下記の記事がCDC管轄のレポートを扱っていたのですが、次にあまり深く考えずにThe Washington Postの記事を読みました。


すると、書いてある内容がまったく異なります。無保険者の数が380万人減ったというCDCの統計データに対して、Census Bureauの統計では125万人増えたというのです。

The Huffington Post: 

The Washington Post


二つの政府機関が相矛盾するレポートを出しているということに改めて気がついたのが次のForbesの記事です。
We Still Don't Know How Many People Obamacare Enrolled

この記事は両方の統計値を紹介しており、とても参考になりました。

ただし注意も必要です。

Forbesの読者は財界関係の人が多く、保守寄りのマスコミですが、この記事ももともとはJoseph Antosという保守寄りのコラムニストが書いた記事を使っているようです。

彼のこの記事は他にもTownhome.comなどいくつかのところで取り上げられています。
http://townhall.com/tipsheet/guybenson/2014/09/22/us-census-bureau-number-of-uninsured-americansincreased-in-2014-n1894992


さらに調べていくと、リベラル寄りの人からの反論もあるので、両方の視点から眺めたい人はよろしければ。


なかなか一筋縄には行きませんね。

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