ビジネス英語を極めたい私が、世界最高峰の舞台で活躍する黒田投手に学ぶこと

日経Webに『崖っぷち背に全身全霊 ヤンキース・黒田博樹』というコラム記事がある。

2012年8月のものだが、黒田投手が好きなこともあって、再読した。

会員でない場合は読める記事に制限があるため、文章の転載を最小限とするが、記事は次のように始まる。

ニューヨーク・ヤンキース監督のジョー・ジラルディいわく、「黒田は投球術、アウトのとり方を知っている」。剛速球や“伝家の宝刀”というような変化球は なくても、タイミングを外して打たせてとる。15のゴロの山を築いた14日のレンジャーズ戦の2安打完封は真骨頂だろう。

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO45266790S2A820C1000000/?df=2
「ビジネス英語」を極めたい自分自身に置き換えると、ピッチャーが剛速球や”伝家の宝刀”のような変化球を投げる能力は、さしづめ我々のいう「ネイティブ並みの英語の発音と流暢さ」、LやRなどを難なく聞き分ける「ネイティブ並みのリスニング」に相当するのかも知れない

どちらも天性のものでもあり、プロどうしでさえ誰もが憧れる。


私の発音も日本人においてはまずまずかも知れないが、子供のころからアメリカやイギリスの学校に通っている人たちには逆立ちしても勝てない。内心諦めてはいないものの、かといって一朝一夕で劇的に良くなるとも思えない。

ただ、(特に)ビジネスにおいて使う英語は「コミュニケーションを図り、ビジネスを遂行する」ことが最大の目的である。

英語もある程度上級者となってくると、基本的に通じることはある意味当たり前になってきて、どれだけミス・コミュニケーションを防げたかという点も大切になってくる。

ピッチャーでいえば剛速球でズバンとコミュニケーション取れれば最高なのだが、例えハエの止まるようなボール、すなわち「つたない英語」でもきっちりと意思疎通を取り、そしてミス・コミュニケーションにつながる可能性をあの手、この手で防止する ― いつもそんなことを心がけている。

たとえば一つの文章や単語で不安があれば、いろいろ言い換えて相手の真意を確認したり、自分の真意を繰り返すわけである。

いかにミス・コミュニケーションという「失点」を最小にするか。私にとっての守りの部分である。

その一方で、山っ気もないわけではない。守ってばかりいては楽しくないし、精神衛生上良くない。

普通の日本人ならうまくコミュニケートできないような状況、内容で、うまく「メッセージのコア」や「シンボル」の部分を捉えて、「自分ならではの英語」で意思疎通が図れるケースも少なくない。

剛速球とは言わないが、私の得意とする「ボール」で三振に抑えた、あるいはバッターで例えると二塁打やホームランを打った気分になることもある。

松本道弘先生風にいえば、「斬った」か「斬られた」か。 表出した「言葉そのもの」や「単語そのもの」だけではない。メタの部分をどれだけ理解し、その部分のやり取りができるか

日経の本コラムは上・下とあるが、上は次のような言葉で締めくくられている。

救ってくれた監督の一言
 ヤンキースの環境にはややてこずったという。自宅所在地まで暴くメディアに、目の肥えたファン。「最初でつまずくとしんどいんだ。慣れないまま去る人もいる」とジラルディ。
 勝敗に直結する先発投手への視線は厳しく、好不調が激しかった5月中ごろまでは「本当にきつかった」。そんな黒田に、ジラルディ監督は話しかけた。「just be yourself(ありのままでいろ)」
 FA移籍の選手は期待に応えようと空回りしがちだ。「先発した全試合勝つなんてあり得ない。ただ自分の投球だけすればいい。それ以外は気にするなって」とジラルディ。黒田を救った一言だった。
英語の発音については諦めきれずにジタバタしている自分だが、本来の目的は正しくコミュニケートすること。

Just Be Yourself  ―  気張りすぎる必要もなく、淡々とやるべきことをやって己に忠実であることはいつの時でも必要なのだろう。

「現状の自分に安住する」こととは違う意味で。







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