【映画】 『How to Die in Oregon 』 (Peter Richardson) ~ アメリカ・オレゴン州では尊厳死が認められていますが、これを追ったルポです


アメリカからこんばんは。

今日はアカデミーの発表ですね。私はTVがないので見ていませんが、結果が楽しみです。

さて華やかな表彰パーティとは全く対照的ですが(笑)、今日みたFilmはドキュメンタリー 『How to Die in Oregon 』です。HBO制作ですが、2011年のSundance映画祭で受賞しているのですね。

アメリカ・オレゴン州では1997年の住民投票でいわゆる尊厳死(assisted suicide / death with dignity)が認められていますが、これを追ったルポです。




映画自体もそうですが、Trailerでもショッキングな会話から始まります。薬の目的と効能について患者が理解しているかどうかを確認するシーンがありますが、患者は次のように答えます。ちょっと質問者の質問の英語が変な気がしましたが。

It'll kill me and make me happy.

この映画、確かに名作の一つでしょう。

ただ、内容があまりに重過ぎて、残り40分ほどのところでいったん休止ですが、いろいろ考えさせられます。英語力が向上して細かいところまで聴き取れるのは嬉しいのですが、あまりに重い・・・

治療に当たっていた医師など、「自分がその立場だったら出演したくないな」と思いながらみていましたが、やっぱり出演に当たって葛藤のあった人はいたようですね。NYTからですが、下記リンク1)などは参考になります。

またその中には母親との最後の時間を映画のフィルムを回す時間に取られたくなかったという息子の本音も書かれています。


Thomas Curtis, 30, said on Sunday that he was extremely reluctant to share his mother’s remaining time with Mr. Richardson’s camera.

実は自殺幇助で話題となっていたFlorida州の医師・Kevorkianのニュースは比較的追っていたのですが、尊厳死に関する1997年のOregonのReferendumの件は日本にいたこともあり、全くといっていいほど知りませんでした。

また去年の年末はいろいろバタバタしていたので見落としていたようですが、当のOregon州における29歳の女性の尊厳死がかなり話題になっていたようですね。

中学生の頃に『高瀬舟』を読んだときの自分を思い起こします。
そういえば手塚治虫の『ブラックジャック』に出てくるDr. キリコも、金さえもらえば安楽死を手伝いますが、ブラック・ジャックとそれなりにきちんと対比されるように描かれていたでしょうか。

下記Forbesの記事からの情報ですが、アメリカでは5つの州(ワシントン、モンタナ、バーモントとニューメキシコ)で尊厳死が合法となっているようです。


1. http://www.nytimes.com/2011/01/25/movies/25sundance.html?_r=0
2. http://www.fsight.jp/30098

この映画の中にも出てきていますが、次の単語は英検1級の重要単語だったと思います。
euthanasia
【名】 安楽死

次はご参考です。
Seconal
【商標】セコナール◆セコバルビタール(secobarbital)の商品名。
barbiturate
【名】《薬学》バルビツール酸塩、バルビタール酸塩、バルビツール酸系催眠薬◆多用により薬剤への耐性が生じ、次第に効かなくなる。ために服用量を増やして行きがちになる。服用を中止すると神経が超興奮状態になり、時には死に到る。◆【参考】Mebaral ; Nembutal




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