エースは自分! (Nolanの言葉の贈り物(12))



すみません、これ、著名人の言葉ではありません。自分で自分に若い頃、言い聞かせていた言葉です(笑)


現実には、スポーツでも会社生活でもなかなか自分がエースで4番なんてわけにはいかないでしょう。私自身も違いました~


どの組織にも、たいてい周りにはスーパースターがいます。私も部活ではベンチも経験したし、会社でもひたすら不具合対応だったり、開発でも現行製品の担当だったりもして、内心クサりかけたこともありましたが。だって開発の花形は、どうしても次世代・新製品なんですもの。


でも、クサってもしょうがないし、自分の出番では、そして持ち場では、ひたすら「エースは自分」と言い聞かせます♪ 誰かに言うわけではなく、自分自身の中だけですが。そしてbestを尽くすことだけを考えます。テレビなどで見る、凛としたエースのプレーを思い起こしながら。


でも、こうやって一つ一つ積み重ねていくと、やがては信頼もされるし、華のある仕事も回ってきます。そして何か大きなプロジェクトを引っ張るときにも、この覚悟がチームを引っ張る要因にもなります。


話は多少それるかも知れませんが、連覇した第2回ワールド・ベースボール・クラッシックで宿敵韓国との決勝戦におけるダルビッシュをふと思い出しました。1点リードの9回のピンチで温存していたダルビッシュがマウンドに立ちますが、なんと同点のタイムリーを打たれてしまいます。


この試合、子供たちを連れてドジャーズ・スタジアムで観ていたのですが、後続を抑えたダルビッシュはまったく悪びれる素振りを見せることなく、胸を張ってダッグアウトに戻っていきました。このシーンはとても印象的で、自宅で録画していたVTRは何度も何度も子供に見せました。


試合の流れから、あのピンチで同点で終われば何とかなるだろうという予感はあったのですが、10回のイチローの歴史的なセンター前ヒットにつながりました。それはそれでまたいろいろ文章が書けてしまうのですが、同点にされてしまっても動じない、あるいは内心動じたかも知れないけれども、それをおくびにも出さないダルビッシュからはとても良いものを私だけでなく、一家で学びました。


私自身を含め、どうしても会社生活ではいろいろ縛られてしまいます、でも、最終的には自分を支配するのは他人ではありません。英語学習も同じでしょう。結果も大事でしょうが、人生、自分自身がどう向き合ったかでしょう。


最終的には、あくまでも自分自身です。自分自身と子供たちへの檄として。



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