アルコムのクラブの議事をきっかけに考えています (各国の公共放送について:NPR v.s. BBS その1)
アルコムのクラブで、ひろさんからNPRの現CEOであるGary Knellがハーバード大学でジャーナリズム専攻の学生やFacultyたちを前に話しているビデオの紹介がありました。
NPR CEO Gary Knell at Harvard's Nieman Foundation for Journalism
(Nieman Journalism Lab)
とても分かりやすい英語で内容も悪くはないのだろうとは思いますが、私も他の方と同じように通して聴くことはできませんでした(笑)。
かわりに早送りしながらつまみ食いのように、番組作りにおける方針などを聴いていたのですが、最後の質疑応答で運営資金のところは興味を持ちました(ビデオの1:06あたりから)。
日本のNHKとは違い、NPRやその系列放送局は企業や団体の広告、そして視聴者からの寄付を財源としています。時々番組を通して視聴者への寄付を募っていることがしばしばあります。
一方、ここ数年は企業からのスポンサーシップの比率が増えているように感じていましたが、ひょっとしてKnell氏の方針かも知れませんね。
興味深かったのは、BBCを始めとしてヨーロッパではまず公共放送が確立されたのに対して、アメリカは全く逆だという話です。アメリカではもともと営利を目的としたNBCやRCAが出来て、Public Broadcastが出てきたのは1960年代の後半、Johnson大統領の時代だといいます。
その点で公共放送という観点では欧米を一つに括るわけには行かず、またおそらく日本を含む多くの国がヨーロッパ・モデルとなっていることを考えると、むしろアメリカが異色なのですね。
細かい点でDictationが間違っている可能性がありますが、下記はいろいろ考えさせられました。
この直前の部分で、JournalismのIntegrityという言葉を使っていますが、アメリカではヨーロッパ・モデルのように強制的に視聴料を徴収したりすることは社会的に難しい背景があります。スポンサーが欠かせない一方で公共放送においてはその独立性が大切となります。彼は運営基金の財源をどこか一つに依存するのではなく、複数とすることで放送局としての独立性・自立性を高めることが大切であると語っています。
I've been a big believer that multiple sources of revenues insulate you better, [th]an beingindependent on one, whether it's corporations, government or even individual major givers. If being totally dependent on one of those only, crea..., can create an appearance of dependency, if not a dependency, is unhealthy. And it's actually much healthier to have a broad swath of funders (意味的にはfoundersじゃないと思います・・・) of all quotas, to givin[g] appearance o..., to remove any appearance of conflict of interest.
1:08:30くらいから
慎重に言葉を選んでいる雰囲気を伝えるために、言い直している部分も私の練習のために残しました。が、特にこの部分は発音的にもクリアでないこともあって間違っている可能性もあります。どうか注意願います。
ちなみに各国の公共放送の財源についてのまとめを調べてみました。
http://matome.naver.jp/odai/2138604963869689501
次回BBCについて調べたことを紹介します。
*) 一部校正不足の部分に手を加えました。
※英語学習の奮闘記です。
- 通検2級は2次で撃沈、TOEICで900点越え (英語学習の奮闘記)
- 帰任・英検受験時代 (英語学習の奮闘記)
- アメリカ駐在・TOEFL受験時代(英語学習の奮闘記)
- 入社して(英語学習の奮闘記)
- 序章:いつかはアメリカへ (英語学習の奮闘記)
※英語教育および自己啓発関連です。
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- えっ、私が幼児向けの英語教室 !? (1)
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※アメリカでのESLの様子の紹介です。
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- ママのアメリカ滞在日記(その24:ESLの授業中・・・!?)
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