少しでも明瞭な英語を話したい~
今回の記事ではabdominal breathingの語感についてもう少し検証が必要ですが、これまで調べた中間報告です。明瞭に英語を話すという主観点からは、大きく間違ってはいないだろうと思います。
アメリカで腹式呼吸ってあまり聞かないんだけど・・・
実は前回Yogaの日記で、"腹式呼吸"と書いた際からずっと引っかかっていました。この時は瞑想、気力を充実させる意味で使っていましたが、よく「英語を話す際には腹式呼吸で、腹からしっかりと声を出せ」と言われてきましたが。
確かに英辞郎には下記の通りの訳で出ているし、おそらくアメリカ人にも言わんとするところは通じるでしょう。でも、本当にabdominal breathingとアメリカで一般的に言うのでしょうか? 何だかあまり聞かないような気もしています。
腹式呼吸
abdominal breathing《医》
abdominal respiration
abdominal type of respiration
belly breathing
例えば次のサイトはアメリカ内のものだと思われますが、とても興味深いです。ネイティブの全ての人がこのabdominal breathingという言葉をすんなりと理解しているわけではなさそうです。
Wed Dec 02, 2009 3:51 am GMT
Some say the reason why Asian speak English quite differently from native English speakers is that native speaker use "abdominal breathing" while Asian people use "chest breathing. They claim that is why Asian's spoken English sounds shallow and thin, while native speakers sound rich and thick.
Is that true?
***********************************************************************I honestly must admit that I was a bit perplexed at what you meant by "abdominal breathing" as googling it returns results that suggest it is some sort of relaxation technique.
In any case, being a native English speaker, I certainly do not think that I breathe differently than any Asian I have met. Pronunciation can come from different places. The primary place of articulation tends to get fuller and richer as it gets further "down" in your throat, which would lead me to think that this perception of shallowness is primarily due to the process of articulating the sound, not in how a person breathes.
(後略) まだ複数の方から回答があります
子供たちに学校のESL(English as Second Language)でどう習ったって訊いたところ、「breathe from you stomach」とか「breathe from your lung」とか言われたようです~ abdominal breathingに対しては、「何それ?」っていう反応でした。
アメリカ限定でサーチしてみると
一方、下記リンクは言語を英語、地域をアメリカ合衆国に限定して、abdominal breathing English pronunciationとしてadvanced searchをかけたものです。 言葉としては確かにあるようですが、Wikiに項目もあるdiaghrgm breathingが一般的でしょうか。なおかつ、それも多少学術的、あるいはbig word的なニュアンスがあるように思われます。https://www.google.com/search?as_q=abdominal+breath+&as_epq=&as_oq=&as_eq=&as_nlo=&as_nhi=&lr=lang_en&cr=countryUS&as_qdr=all&as_sitesearch=&as_occt=any&safe=images&as_filetype=&as_rights=
Wiki: diaphragmatic_breathing
これは私の推測ですが・・・
まず、おそらく日本語でいう腹式呼吸はdiaphragm breathingが近いのかもしれませんね♪ アメリカ人等に訊いて、検証する必要がありますが。また、diaphragm breathing(一部でabdominal breathingも)というものは使われていますが、ひょっとして一般のアメリカ人は自分で発音する際にはあえて意識していないのかも知れませんね。
日本でも「腹から声を出せ~」とは子供の頃にもよく言われましたが、腹式呼吸という言葉はずいぶん大きくなってから学んだように思います。アメリカでも同じかも知れません。
ただし、ここでアプローチを変えて、"public speak", "speak clear English"などと検索するといろいろノウハウの書かれたページがヒットし、diaphragm breathingという言葉はしっかり出てきます。(下記参考リンクなど)
clearな英語を話すために
腹式呼吸という言葉の語感は日米で多少違うのかもしれませんが、はっきりと明瞭に英語を話すという意味においては、日本における英語教育でもこちらのpublic speaking等のレッスンで’も同じことを言っていると思います。例えば参考リンクをよく読んでいくと、基本的には「横隔膜を(日本風に言えばお腹を)しっかり動かした深い呼吸を使って発声する」とあります。以前書いたシャドーイングやスピーキング・マラソンの際にも、改めて意識しようと思いました。
日本人の私は発音的にはネイティブと比べてどうしても不利です。それを補うためにも下記を参考にしながら少しでも明瞭な音声で、そしてもう一つ自分の経験から付け加えると、明瞭な内容を話すよう心掛けたいと思います♪
参考リンク
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